イタルトライクとサスティナビリティ

2018年から 2021 年にかけて、オフィスと社内生産に電力を供給する太陽光発電パネルの数を増やしました。

これにより、クリーン エネルギーを生成して、オフィス、 社内生産、工場の内外照明に電力を供給することができます。

taltrikeの本社はベネト州のモンテグラッパ の斜面にあり、自然に囲まれ、生産活動を行う上でも非常に恵まれた地域です。
また、本社から半径75km以内に位置する、地元の経験豊富で信頼できる部品サプライヤーのネットワーク を意識することで、低排出の生産システムを保証し、この地域の優秀さを共に守り、協力しあっています。

LCAとは？
LCA（Life Cycle Assessment）は「ライフサイクル分析」のこと。
具体的には、「 製品またはサービス、プロセス、または生産活動に関連するエネルギーと環境への負荷、および 潜在的な 影響を、産業のライフサイクル全体にわたって評価および定量化する客観的な方法」です。
イタリア シエナ大学のスピンオフと共に全体的なLCAの計算を行った事で、私たちの活動が環境に及ぼす影響を、はっきりと認識することができました。 そして、この指標を監視し、2030 年までにCO2排出ゼロの目標を達成するための具体的な改善アクションを実行、定義、開始するための出発点を定めています。

お客様に末永く楽しんでいたくため、イタルトライクでは製品の長期メンテナンス用のスペア パーツ (ホイール、グリップ、サドル、ペダルなど) を提供しています。
**(輸入商品のため日本国内でのご提供は一部部品に限られます。)
また、各製品の設計段階で慎重な計画を重ね、製品の堅牢性と耐久性を保証する、機械的/構造的性能の高い高品質の材料を選択しています。

2021年には500本の果樹を植えて森林再生プロジェクトを開始。
「イタルトライクの森」の管理を地元のカンペシーノ（農家）に提供することで、15年間で317,550 kgの二酸化炭素排出を抑えられます。
植栽活動による、木の成長、最初の果実の誕生などは、高度な地理位置情報システムのおかげで追跡可能となっています。
これは環境への取り組みというだけでなく、私たちが強く信じている社会的な取り組みでもあり、 持続可能な開発と持続可能性の教育、10年後にはゼロエミッション企業を目指しています。

素材の選択は、イタルトライク製品の設計におけるもう1つの焦点です。
そのために、毎年、革新的な素材の研究と選択に大きなコミットメントと好奇心を捧げ、 環境ニーズと、掲げる信条の実現を追求しています。
例えば、長年愛され続け、イタルトライクのベストセラーである、ライドオンシリーズのボディ素材をMEPOL社製プラスチックに置き換えてきました。これはリサイクルポリマーで作られた環境に優しいプラスチックです。
また現在は、木材およびコルク産業からの廃棄物から出る、天然由来の2つの新素材を導入、テストしています。
こういった新しいソリューションの開拓、テストを行い、最終的にはおもちゃの生産に還元し、継続的に更新および改善できることを企業の喜びとしています。

創造的な設計プロセスの過程から、プロトタイプ作成、生産、輸送、メンテナンス、最終的には製品の製造まで、それぞれ重要な局面において、「製品が及ぼす環境への影響を可能な限り最小限に抑える」 ことを目的としたソリューションを優先することに特に注意を払っています。
これを実現した最良の例は、2019年にADI Design Indexに選ばれ、2021年ドバイ万博の「Italia Geniale」パビリオンに展示された「eolo」シリーズです。
このシリーズが上記の原則に従って設計された三輪車、スクーター、バランスバイクの最初のラインとなりました。

「Italtrike Bravo Box」は、100% リサイクル可能な紙繊維のパッケージで 、使用されるテープも水性接着剤を使用した紙でできています。輸送を容易にし、それによって生じる環境への影響を減らすために、全体の寸法は最小限に抑えられています。
「Italtrike Bravo Box」パッケージのおかげで、パッケージ内の使い捨てプラスチックの存在を95% 削減しました。現在、当社のほとんどの製品で使用されており、まもなくすべての製品に拡張される予定です。お子様がおもちゃを取り出すと、残っているのはリサイクル可能な紙だけです。

2022年から、各製品にIDカードを追加するプロジェクトが開始されます。 各カードには、製品の技術仕様と環境への影響の詳細、CO2 排出量の程度、おもちゃの素材の持続可能性とリサイクル性 の価値が記載されます。（輸入商品のため、日本国内のIDカードの付属は時期が遅れる場合があります。）